英会話の世界を再構築♡英会話ライフスタイリスト Rina

英語でセルフディスカバリーできる本を出版?

そうなんです。英会話に関する本を二冊出版してるんです。2017年に「about myself あなたのことを英語で話そう」、2018年に「FASHION × ENGLISH おしゃれ英語図鑑」。

特に、最初に出版した「About Myself」には私がこれからもずっと伝えていきたいことがベースとなってできた本です。英語に限らず、コミュニケーションの一歩は自分を伝えること。英会話においても、わたしは「自分を知ること」がまずは何より大事だと痛感してるんです。

「この映画が好き」「旅行が好き」「この食べ物が好き」
そんな身近な事柄から会話って広がっていきますが、いざ英語で話そうとすると、「I like this movie ……」その後が続かない。なかなか英語が出てこない。そういう場面に遭遇する方は結構たくさんいるんですよ。

これ、英語力がどうこうよりも、「私ってどうしてそれを好きなんだろう」と、自分のことについて掘り下げ、言語化できているかどうかが、会話が出来るかの分かれ道になります。「なんとなく好き」では相手も関心を持ちにくいですよね。

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英会話では自分の意思を伝えたり、意見を問われるシチュエーションがとても多くなります。そして、それこそが英語の楽しさではないかなとも思っていて。普段から「自分を知る」こと、それを言葉にしておくことがいかに大事なことかよく感じます。

英会話を「習おう」とすると、文法や単語を覚えることで精一杯になりがちなんですが、視点を変えて、自分ってどんな人かな?と探る「セルフディスカバリー」を楽しみながら、英語で自分を表現してみようよ!英語って単なる自己表現のツールだよ!そんな思いを伝えたくて作った一冊なんです。

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本はどのようなきっかけで出版に至ったんですか?

きっかけは、インターネットなんです。出版社の方が私を見つけてくれました。英語について質問できるサイトがあるのですが、私はプロとして回答をする側でした。回答者は他にもたくさんいるのですが、当時、私はそこにかなり意欲的に回答をしていて。加えて、SNSを発信したりブログも書いていたので、それらを見て興味を持ってくれたようなのです。

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最初にオファーを頂いたのが、KADOKAWAさん。まずはお会いしませんか?と言われ、担当の編集者さんがわたしの英会話サロンの近くまで来てくだり、カフェで打ち合わせをしたのが始まりです。とても嬉しかったのですが、最初は本当に信じられなくて。面接のような感じでドキドキしたのを覚えています。

実際に本を作る工程は、自分と向き合う時間になりました。特にわたしが出版した2017年前後というのはSNS起業のブームだったので、「英会話について本を書く」ことだけが私の役割ではなく、著者自身の発信力も期待されている部分も少なからずありました。その意味で正直アメブロやインスタなどメディアも育てていかないとというプレッシャーもありましたね。

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そして、本の内容を考える過程では、普段意識しない自分の核となる深い部分まで詰めていきました。

わたしは英会話において何を大事にしているのだろうか。わたしにしか提供できないものってなんだろう?本当に伝えたいことってなんだろう?
それをどう伝えたらわかりやすいだろう?と、、、。

その上で、インスタ英会話でフォロワーさんから反響の多い内容はどんなものか?など参考にしながら進めたりして。初めての本作りは、その過程全てがチャレンジでした。

自分で本を出したからと言って、その後の仕事の仕方が大きく変わることはありませんが、人とのご縁を繋いでもらうことが増えたり、社会に伝えたいこと、自分が本当にやりたいことが明確化された部分は大きいなと感じています。

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Rinaさんはどんな風に英語を身につけたんですか?

基本的には日本の英語教育を受け、日本にいながら英語が話せるようになりました。ホームステイなどで海外にも滞在しましたが、長期で留学をしたことはありません。でも、学生時代から生の英語に親しむ機会が多くあったので、海外や英語への想いは昔から強くありました。

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英語に最初に興味を持ったのは中学生のとき。姉が交換留学をした関係で、うちにはカナダ人の女の子がホームステイで来たんです。1年以上一緒に暮らして、姉妹のような関係に。最初は彼女が何を言っているのかさっぱりわかりませんでしたが、ふと寂しそうにしているのを見たとき、理解してあげたいって思ったんですよね。そうやって彼女と過ごす中で英語を聞き取れるようになったり、簡単な日常会話が自然と身についていきました。

そのあと、私自身もサンフランシスコにホームステイし、英語で会話する楽しさにどんどんはまっていきました。

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高校生の時、学校に留学制度があり、私はそれをすごく楽しみにしていました。でもちょうどその年、NYで9.11が起こり、イラク戦争も始まり、学校主体での留学プログラムは中止となってしまったんです。

楽しみにしていた分、ものすごく落ち込んでしまって。そんな姿を見ていた母親が「そんなに落ち込むんだったら自分の力でなんとかしてみれば」と言ってくれたんです。それから、以前お世話になったサンフランシスコのファミリーに自分で連絡を取って交渉しました。留学まではいきませんでしたが、学校の長期のお休みを利用して再度ホームステイに行くことができました。