性をよろこび、性を発信するひと。 愛サイエンティスト・アモ

性の発信をしようと思ったのは何故?

今はブログやフェイスブックでも自分のことを公開して、性についてラインライブもやるまでになりましたが、最初は今のように性を発信するなんて微塵も思っていなくて、むしろバレないように隠していました。でも、ソープの仕事をする中でセックスや風俗の捉え方が徐々に変わっていったんです。

本格的に発信をしようと思ったきっかけは、セックスってエネルギーワークだな、と気づいたことから。いろんなお客さんとする中で、私のエネルギーを奪われるだけ奪われてどっと疲れちゃうなって感じたお客さんもいれば、エネルギーが循環してお互いが元気になれるようなお客さんもいて。

セックスの「相性」ってよく言いますが、身体のカタチは関係ないと思うんです。パズルのようにピタッとはまる話ではなく、エネルギーが混ざりやすい人のことを「相性がいい」というんじゃないかな、と思うようになって。
よく「あの人と気が合う」の「気」も自分から発するエネルギーのことなんじゃないかな。身体の相性もきっと同じことだなって。気が合う人とのセックスは女性もエネルギーチャージできて元気になれると思います。

そんなことに気づいてから性やエネルギーに関する本を読むようになりました。いろんな角度からセックスを学んでみた時、すごく興味深かったし、自分の経験や思いをみんなにも知ってもらいたいと思うようになったんです。

それは世間一般のイメージとは違うものだった

「女性を捨てたくない」という気持ちがソープ嬢という仕事に向かわせたけれど、女性としての人生を楽しめるようになってきた時、好きな人ができました。自分も相手も同じくらい熱量を持って求め合える関係を持てた時、回り回って、本当に好きな人とするセックスが一番気持ちよく幸せだとわかったんです。

そんな関係の中で、セックスという行為が神聖なものだと感じ、それは世間一般のイメージとは真逆だと実感しました。

セックスの本質を伝えていきたいという気持ちが湧いてきたのも発信への後押しとなりました。セックスによって私たちは生まれてきている。子どもたちにも、本質を伝えることで間違った情報が入ってきても惑わされないじゃないか。生きていく上で、こんな素晴らしい行為があることを伝えていきたいと思ったんです。

恋愛が苦手だったからこそ

もともと恋愛や性的なことは苦手な分野でした。思春期になり生殖器が発達してくれば、異性や性に興味が湧くのは自然なこと。それは人間の本能的なことなんですよね。私も本当は興味があったはずなのに、それをなかったことにしてきました。

恋愛って一番自分をさらけ出せるものだと思うんだけど、カッコつけたり変なスパイスで自分をごまかしてしまいやすいもの。結婚したらしたで、不平不満を持ちながら形だけの夫婦に甘んじてしまうこともよくありますが、本来女性はもっともっと女性であることを喜びたいと思っているはず。

そんな思いを少しでも認めてあげて、もっと女性がセックスや自分自身の欲求を楽しめるようになったらいいなと思っているんです。

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愛サイエンティスト・アモ

21歳と9歳の二人の娘を持つシングルマザー。
40代に入り、独自のカウンセリング手法で迷える女性たちの自分軸を発掘するカウンセラーとなる。45歳を過ぎた頃、「このまま私の女性としての人生が枯れてしまうのはイヤ!」と風俗業界に転身。そこでの様々な経験を活かし、性の本質についての発信を始める。

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