憧れを自分の世界に再現する。
画をつくるひと エルジュール

仕事の中で、どんなところに喜びを感じますか?

私は以前、大手化粧品メーカーで商品開発や企画を担当していました。その会社では「他にはない価値を作ろう」という姿勢が根付いていて、その視点でいつも企画を考えていました。そのうちに自然とわたし自身にもそのマインドが身につき、自分にしか出来ないことを考える事に楽しさや喜びを感じるようになりました。

あと、、、起業してからずっと友人にはいい続けているのですが、私、いつかサカナクションさんと一緒に仕事をしたいと思っているんですよ笑。長年そう思い続けられるくらい大好き。なぜそこまで好きなのかなと考えてみたんですが、

もちろん最初はそのメロディや文学的な詩の美しさに惹かれていたんです。でもボーカルの山口さんのコラムや記事を読む中で、「音楽業界においていつも誰もやっていないことをやってみたい」とライブの見せ方や音の作り方、いろんな制作の場面で新しい方法を模索し続ける姿勢そのものにも憧れや共感を抱くようになっていました。

そういうところに惹かれるのも「新しい価値の創造や他の人にはない、自分にしかできないこと」を探すことが自分にとって思考の軸になっているのかもしれません。

ポーセラーツも写真も、それこそ音楽でも、その世界で生きている人は沢山いますが、経験や自分ができることの組み合わせで、自分にしか出来ない価値が誰にでもあるのかな?!と思います。

自分が思っている以上に世の中のスピードは速く、求められることも短いスパンで変わり、それはこれからも変化し続けると感じるので、ニーズに対応できるような自分でいる為の勉強や経験は惜しまないようにしています。

普段の仕事の内容を教えてください。

細かな仕事としては、企業さんや個人の方からいただいた撮影スタイリングやイラストの仕事、月に5日前後 教室業の中で生徒さんにスマホ写真、水墨画絵付けとポーセラーツ教室を教えています。また、スマホ写真の協会「スマフォトジャパン」の運営も大事な仕事です。

自分で頭や手を働かせて何かを作り出すことも好きですが、技術や世界観を誰でも簡単に再現でるよう方法を提案し、生徒さんと喜びあう時間も最高の瞬間です。

一見、一人何役もこなしているように見えますが、基本的には「女性にとって魅力的に感じるビジュアルを作る」ということに一貫性があります。内容に関連性もあるので、違うことをしている意識はないのですが、他人が見るといろんな事をしているように見えてしまうので、自分の見せ方は難しいなと感じることはありますね。