憧れを自分の世界に再現する。
画をつくるひと エルジュール

女性の気持ちが華やぐテーブルウェアが映った一枚の美しい画像。その陶器に描かれるイラストも、アイテムのスタイリング、そして撮影までもエルジュールさんによるもの。一枚の「画」を作ることにこだわりと情熱を持っている女性。
自分の経験や技術を軽やかに人とシェアし、誰もが簡単にキレイでお洒落な「陶器」や「画」を作れるように教室を開き、発信もしています。
「自分のSNSにオシャレな写真を載せたい!」という女性たちの潜在的なニーズをいち早く汲み取り、SNSに特化した女性の表現活動をサポートをする「今」を語っていただきました。

好きなものがサービスに?①ポーセラーツと水墨画

現在、私は東京の駅チカレッスンとして、ポーセラーツの講座とスマホ写真教室を運営しています。

カップやお皿に絵付けをするポーセラーツの教室では、従来の色柄が豊富なレッスンのほか、モノクロームの世界に特化した「水墨画レッスン」があります。
ポーセラーツを学べる場所は色々ありますが、「水墨画レッスン」はエルジュール独自のもの。モノクロで広がる美しい世界を再現したかったのです。

この講座は、「他にはない私だからできる講座ってなんだろう」と考えた末に出来たもの。イラストが好きなことと、書道も学んでいて、線の美しさやモノクロの世界観が好きだったことから生まれました。

絵付けの世界って本当に奥深いんです。わたしは今でも絵付けを習い続けているのですが、学べば学ぶほどにその魅力を感じています。

好きなものがサービスに?② 日本初スマホ写真協会設立

携帯で簡単に綺麗な写真が撮れる「スマホ写真教室」は今とても旬なレッスンです。始めたのは5年くらい前ですが、SNSの写真のクオリティーが年々上がっているため、今でも需要が多いなと感じます。

もともと、一眼レフで写真を学んでいたので、それをベースにサロンを開きたい方向けに写真レッスンを始めたのがきっかけ。女性でも簡単に綺麗に撮れる写真の撮り方をレッスンしていました。

最初は普通のカメラを使っていたのですが、スマホの精度が高くなり、「スマホで気軽に綺麗に撮りたい!」という声が多くなったのを見て、スマホカメラに焦点を絞って講座を作ったんです。

アプリやデバイスの進化により、これからはスマホカメラでクリエイティブな表現をしたい人達が増えるとともに、写真を通して、自分自身の嗜好表現やメッセージを発信することがもっと当たり前になってくると思いました。

そこで、より自分自身を表現するためのクリエイティブなスマホ写真を学べるように、日本で初めてスマホ写真協会「スマフォトジャパン」を立ち上げることになったんです。

わたしが起業した時に決めたことが近江商人の「三方よし」です。

「売り手よし」「買い手よし」「世間よし」

お客さまにはもちろん、関わる取引先や、そして自分自身にも。これは企画をする上でも、仕事をするかしないかの判断、小さなことから大きなことまで、何かを決定する上でも自分自身の大事な基準になっています。長期的に見て社会に貢献する事業となっているか、の基準にも。
新しい価値の創造やニーズを汲み取って企画や画を作っていくこと自体が「三方よし」だと思っています。

ですので、教室業においても、三方よしは大事にしています。
スマフォトジャパンでは技術を対面またはオンラインで学べます。学んだことを活かしてスマフォトデザイナー®︎として活動できるようになっています。これからは皆さんの活躍の場を作れるように、、、。まだまだ整えていかないといけないことは沢山あります。

わたしは、昔から雑誌を見たり、化粧品の広告を眺めるのが大好きなんです。美しく、完成度の高いビジュアルにいつも心惹かれていました。その時の憧れていた世界を自分で作り出せるように試行錯誤しています。